
令和4年第4回清水町議会定例会第21日・一般会計補正予算に対しての反対討論
12月19日(月)議会最終日です。
令和4年第4回清水町議会定例会第21日午前9時に開議され、全ての議案が原案通り可決されました。
第61号令和4年度清水町一般会計補正予算について、私を含め5人の議員が反対いたしました。本議会での私の反対討論内容です。
・令和4年度南小学校北校舎改築事業に80,250千円(設計費)
私は、 議案第61号 「令和4年度清水町一般会計補正予算」について 、反対の立場で討論します 。
反対の論旨はただ1点、南小学校の北校舎改築のための債務負担行為補正であります。
令和3年3月に学校施設長寿命化計画が策定されており、学校施設長寿命化計画に学校施設の目指すべき姿として施設の長寿命化だけでなく、統廃合や再編等、将来の人口や社会動向の変化に対応することを見据えた学校施設の目指すべき姿を検討する必要があるとされています。
委員会での答弁の中で南小学校の児童数が令和4年度の681人から令和10年度の6年後には505人にまで減ると予測をされていました。これは他の学校も同じように減ってくるものと予測されます。そうすると、この狭い清水町に小学校は3校必要かという問題も出てくると考えます。
また、文科省から本年6月に小学校施設整備指針が示されていますが当町おいての施設整備指針がないとの答弁でした。
文科省では、少人数学習など多様な学習方法が展開できる学習環境整備、ICTを活用できる施設整備、インクルーシブ教育に向けた取組、教職員の働く場としての機能向上、地域との連携・協働の促進などの今日的課題への対応等が示されています。そのことが町民に示されな無いまま設計業務に進めるべきではないと考えます。
なお、南小学校はハザードマップで浸水想定区域となっていますが、答弁では避難所と指定されているけども、浸水被害が想定される場合には避難所としては使用しないこととなっているとの答弁でした。浸水対策については、今後、今回の予算を承認いただいた後に、設計業務において近年発生した浸水状況等の確認を行い可能な対策を考慮していきたいとの答弁でした。昨今の災害はいつ、どこで起こるかわかりません。南小学校が浸水被害の想定においても避難所として使用できる対策を取るべきと考えます。
学校施設の更新は多大な費用と時間を要し、町政に大きな影響を与えます。推進していくにあたり、教育委員会、学校運営協議会はもとより、小中学校の教職員、保護者、児童生徒、住民への意識調査など様々な意見を収集する必要があると考えます。小学校施設整備指針を策定し、町民と共有して、理解と協力を得ながら進めていくことが重要であると述べて、私の反対討論といたします 。
*狩野川堤防より(南小学校は堤防より直線距離で100mほどです)
*正門は狩野川側、徳倉橋から徒歩約7分
*可決された主な議案(単位千円)
●令和4年度南小学校北校舎改築事業:80,250
●病院群輪番制病院設備整備事業費:8,690
岡村記念病院へエクモの補助装置購入への補助金(国、県、町各1/3)
●医療機関等支援金:7,300
光熱費など物価高騰対策で町内医療機関への支援金
●新型コロナウイルスワクチン接種業務:59,678
●ゆうすいポイント(新型コロナウイルス感染症対策関連)事業 :5,000
2月にゆうすいポイント買い回りキャンペーンを開催予定
●障害者介護給付事業費:34,673
●障害児通所給付事業費:31,371
ご意見等がございましたら、お気軽にお寄せください。